《游泳池畔小景》論——現代工薪階層家庭問題

趙彥海（天津外國語大學研究生院，天津 300204）

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《游泳池畔小景》論——現代工薪階層家庭問題

趙彥海
（天津外國語大學研究生院，天津 300204）

摘要：1953年至1956年之間日本文學史上出現了一個新的文學流派。該流派的作家們通過獲得芥川獎紛紛登上文壇，他們被稱為“第三新人”。“第三新人”的作家們把日常生活作為創作重點而不是對戰爭進行反思和批判。其中，在描寫日常生活，夫妻關系等方面數莊野潤三最為著名。1954年，莊野潤三憑借《游泳池畔小景》獲第三十二屆芥川獎登上文壇，并備受矚目。本論文通過分析莊野潤三代表作品之一的《游泳池畔小景》，探討作品中反映的工薪家庭問題。

關鍵詞：莊野潤三；《游泳池畔小景》；家庭

一、夫妻關系問題

上田三四二在《家庭的危機與幸福——莊野潤三論》中指出：家庭的基礎在于被社會所承認的夫妻關系。同時小山隆也有類似的論述：家庭本質上是以夫妻為中心。從以上觀點來看，穩定的夫妻關系對于維護家庭幸福具有重大的意義。莊野潤三在《游泳池畔小景》中是如何描述家庭基礎的夫妻關系的，作品中夫婦之間存在什么樣的問題？下面通過分析文章的內容，探討莊野潤三筆下的夫妻關系。

原文一：「－そこは、美貌で素っ気ない姉と不美人でスローモーションの妹が二人でやっているバアだ。」

原文二：「最初に友人に連れられてこのバアへ行った時、彼（青木氏、筆者注）は姉の顔をフランス映畫の女優で、現世的な容貌も彼岸的な空気を濃く漂わせているM……に似ていると思った。それは、ちょっとした怖いようなところがあったし、また徹底してロマンチックな顔でもあった。こういう女と人気のない夜の街路を散歩してみたらと云う漠然たる希望が、その時から彼の胸に生じたのである。」

作品主人公青木先生敘述了自己下班后經常去的酒吧老板姐妹的外貌特征，并且對長得漂亮的酒吧老板之一姐姐產生好感，并幻想能跟她一起散步在夜晚的街道。對于漂亮的異性產生好感是人之常情，即使是已經擁有家庭的青木也無可非議。但是青木對于酒吧老板姐姐的喜歡已經超越了普通的好感。

原文三：「その（姉の）神秘的なと思える微笑を見る度に、彼は何とぞしてわが物にしたいと切に焦がれるのだったが、いったい何を考えているのか、そのうち誰かと結婚するつもりなのか、しないつもりなのか、好きな男がいるのやらいないものやら、まるで見當がつかなかった。」

從以上原文中可以看出青木已經對酒吧老板之一姐姐產生愛戀，甚至想把她據為己有。青木開始擔心其是否有喜歡的人，是否打算結婚等跟青木毫無關系的事情。由于青木對酒吧老板之一的姐姐產生愛戀，導致青木跟家人相處的時間變少，影響了夫妻之間的關系。

原文四：「夫の帰宅が毎晩決って夜中であり、朝は慌てて家を飛び出して行くという日が続いて來たとしても、自分たちは大事なことは何一つ話し合うことなしにウカウカと過ごして來たというのだろうか。休日には家族が一緒に遊びに出かける習慣は守られていたが、そんな時、夫はどんなことを自分に云い、自分はどんなことを尋ねていたのだろう。」

由于青木對于酒吧老板姐姐產生愛戀之情，導致去酒吧次數變多，與家人相處的時間減少，并且與家人尤其是妻子之間的交流減少，夫妻之間產生了隔閡，影響了正常的夫妻關系。

二、現代社會職場壓力的問題

作為工薪階層一員的青木在每天早起晚歸的公司內感受到莫名的痛苦和不安。

原文五：「僕の會社のあるビルでは、各階のエレベーターの橫に郵便物を投げ込む口あるんだ。それは九階から一階まで縦に通っている四角い穴というわけだ。廊下に面したところは、透き通っていて、手紙が落ちるのが外から見えるようになっている。その前を通りかかると、白い封筒が落下してゆくのを見ることがある。（中略）

この廊下が、うちのビルは特別薄暗い。あたりに人気のない時に、不意に白いものがスッと通るのを見かけると、僕はドキンとする。その感じはどう云ったらいいだろう。何か魂みたいなもの―へんに淋しい魂のようなものなんだ。」

日本特有的經營方式使得公司員工想工作機器一樣，全心全意的埋頭于工作，員工已經失去了作為人應該有的本性。長時間的工作使得公司員工不僅遭受工作上的壓力，而且由于各種原因同事之間相互競爭，于是作為工薪階層一員的青木不僅在職場感受到壓力，而且還時常倍感孤獨寂寞。

原文六：「彼等は何に怯えているのだろう。特定の人間に対してだろうか。社長とか部長とか課長とか、そう云う上位の監督者に対して怯えているのか。それも、あるに違いない。だか、それだけではない。（中略）その証拠に、當の部長や課長にしたところで、入口の戸を押し開けて入って來る瞬間、怯えていない者はない。」

工薪階層的員工在職場內不僅感受到工作壓力，同事之間競爭的壓力，在公司內還時常恐懼著什么。當然，他們恐懼的肯定有來自上司的壓力，但是除此之外他們還恐懼著其他東西。因為他們眼中的上司也恐懼著什么。重視集團意識的日本社會，每個人都擔心自己與共同意識不同，擔心自己被孤立。這種擔心使職場中的每個人心生恐懼。

莊野潤三在《游泳池畔小景》中描寫了夫妻關系存在問題的青木夫婦，并且青木夫婦之間缺少日常的交流。作為公司職員的青木在職場中時常感受到痛苦和不安。這種工薪階層的問題在現代社會異常普遍，應該引起重視。

參考文獻：

[1]上田三四二 「家庭の危機と幸福―莊野潤三論」群像21（7），1966

[2]岡堂哲雄 『家族関係の発達と危機』同朋舎出版，1989

[3]《日本文學大系88「阿川弘之 莊野潤三 曾野綾子 北杜夫集」》筑摩書房，1970

作者簡介：趙彥海（1991-），男，漢族，山東濟寧，研究生，天津外國語大學研究生院，日本文學方向。

中圖分類號：I313

文獻標識碼：A

文章編號：1671-864X（2016）01-0010-01